億万長者の不況に強いビジネス戦略

仕事をやる時間を減らせば減らすほどに収入が増える！！

ダン・ケネディは、本書で、

『誰よりも長く働くことは、起業家にとって最高の道ではない。実際には、人より少なく働く方法を見つけることのほうが、ずっと役に立つ。』

と言っています。

あなた自身が、仕事をやる時間を減らせば減らすほどに収入が増えるということです。

それは、つまり、あなた自身が仕事に携わる時間を減らし、あなた自身は、あなたのビジネスの最高の価値を作り出し、最高の生産性を上げることに集中するべきだということです。

では、どのようにして、その最高の価値を作り出し、最高の生産性を上げていくのでしょうか？それが、本書『億万長者の不況に強いビジネス戦略』のメインテーマです。

警告！成功したいなら友人を変えろ！

『友人を変える？？』

いきなり何を言い出すんだ？と言われるかもしれません。

しかし、あなたも一度は聞いたことはあるのではないでしょうか？

『自分の年収は、周りの友人5人の年収を足して5で割ったものだ』

と。

この言葉は、ある意味真実を射ている言葉ですが、詳しくは後述します。

読んでいて気分の悪くなる本

最初に警告をさせていただきたいのですが、本書『億万長者の不況に強いビジネス戦略』は読んでいて、決して気分のよくなる本ではありません。

正直、かなり偏った考え方も出てきますし、同意しかねる部分も多いことでしょう。

しかし、忘れていけません！

本書の著者、ダン・ケネディはマーケティング・コンサルタントとして世界で数多くの億万長者を生み出している"億万長者メーカー"と呼ばれている人物だということを。

そうです。

彼は、誰よりも結果を重視し、そして、事実として結果を出してきている、現場の最前線の人間なのです。

机の前に座り、机上の空論と予測で本を書いている、学者や、自称コンサルタントとはワケが違います。

そんな彼だからこそ言うことの出来る、『屁理屈なし』の実践的に役立つ知識が本書には書かれていることを決して忘れないで下さい。

本書を読んでいただきたい人

もしあなたが、この本を読んで「いい話聞いた」「勉強になった」とか気分が良くなったり、「よしやるぞ！」というモチ ベーションがあがったり・・・あるいは、カタカナの理論を覚えて、なんだか賢い気分になったり・・・そういうものを期待 しているのなら、この本は読むべきではありません。

なぜなら、その希望に沿うことは出来ないからです。

しかし、もしあなたが、起業家として成功するための、"現実的な方法"やプロセス、考え方を、いい部分も悪い部分も、容赦ない現実的な部分も含めて学びたいというのであれば、この本は"あなたのための本"と言っても良いでしょう。

ゴリゴリの現実主義ダン・ケネディ

著者のダン・ケネディの最も有名な彼のクライアントは、ニキビケアのプロ◯クティブを販売する世界一のTV通販会社です。

億万長者メーカーとも呼ばれる彼にはいくつもの異名があります。21世紀のナポレオン・ヒルだとか、コンサルタントのコンサルタントとか…

しかし、本書を語る上では「真実を教えてくれる先生」という呼び名が合っているでしょう。

なぜなら、この本には起業家の現実と、現場でつちかった成長戦略が惜しみなく書いてあるからです。

この本を読むと、まず最初に、他のビジネス書との違いに驚かれることでしょう。

なぜならこの本は現場を知らない学者や著者が書いたセオリー本ではなく、現実そのものを書いた本だからです。

厳しくシビアな現実を生き抜く

時として、現実は必ずしも美しく、愉快なものではありません。

ビジネスの現場には、容赦ない競合がいますし、あなたの悩みは誰も分かってくれませんし、上手くいくと思ったものはたいてい失敗します。

しかし、我々、社長、起業家が経験する毎日がリアルにいいところも悪いところも何一つ隠すことなく記されており、さらにその問題の対処法まで惜しみなく書かれているのが、本書です。

現実のビジネス戦略は必ずしも楽しいものばかりではありません・・・

例えば、冒頭にも書いたように、第一章に出てくる『友人を変えろ』という話は、誰にとっても耳の痛い、聞きたくない話ではないでしょうか？

しかし、事実として、先程も書いたように、『自分の年収は、周りの友人5人の年収を足して5で割ったものだ』ということがまことしやかに言われるのには、理由があります。

物事の考え方のレベルが違う友人と付き合っている以上、あなたも彼らの意識に引っ張られ、レベルを落としてしまうのです。

不思議なことに私たちは生活の中で一番長時間関わるモノ・コトに引っ張られるものなのです。それは、読む本や雑誌、視聴する番組、一緒に時間を過ごす人です。

だからこそ、プライベートの交友関係も経営者としてのものに変えていかないとビジネスで成功することはできません。

そのことを教訓にするためにダン・ケネディはこのような言葉を言っています。

『ビジネスが失敗するのではない、"人"が失敗するのだ。』

このことは、第二章にあるような、起業家の孤独感についても非常に密接につながってくる話です。

また、本書には、

• プラス思考になってもビジネスには何の意味もない
• ビジネスパートナーとの関係は壊れるものである

など、現場で起きてる問題の解決法、現場で使える成長戦略、マーケティング戦略などを教えくれます。

もし、あなたが、実際に現場を勝ち抜いて、多くのの億万長者を作った、ダン・ケネディのビジネス戦略を学びたいと思うのであれば、本書は確実にあなたに価格以上の価値を提供してくれることでしょう。